上昇狙いのショットガン投資法・ショートトレードのストーリー検証[1]検証方法について
最終更新日:カテゴリ:トレード研究
キーワード:ショットガン投資法, ショートトレード, 半分の法則(下半身)・逆半分の法則(逆下半身), ものわかれ
「半分の法則(下半身)」「ものわかれ」「N大(ニチダイ)」とは?

相場師朗先生のトレード技には色々なものがありますが、有名なものは「半分の法則(下半身)」「ものわかれ」だと思います。
下半身の定義は「ローソク足が横ばいから上向きに転じつつある5日移動平均線を下から上に陽線で抜けること」ローソク足の実体部分が5日線をまたいで越える形以外に、窓を空けて飛び越えた場合もシグナル点灯と見なします。
株価の下落につられるように下を向いた5日線が20日線に近づいたあと、再び同じ方向に向かう動きが「ものわかれ」です。ポイントは、近づくだけで、接したり、クロスしたりしないこと。
5日線が20日線を下から抜けて一番最初に発生した「ものわかれ」を「N大(ニチダイ)」と言います。
「ものわかれ」+「半分の法則(下半身)」発生後のストーリー
「ものわかれ」+「半分の法則(下半身)」発生後のストーリーは下記の4種類が考えられます。1.上昇

「ものわかれ」+「半分の法則(下半身)」が発生した後、そのまま上昇。
2.一旦下落、反転して上昇

「ものわかれ」+「半分の法則(下半身)」が発生した後、一旦下落するが、反転して再び上昇。
3.下落

「ものわかれ」+「半分の法則(下半身)」が発生した後、下落。
4.横ばい

「ものわかれ」+「半分の法則(下半身)」が発生した後、横ばい。
ショットガン投資法とショートトレードの使い分け
「1.上昇」の場合は、ショットガン投資法でローソク足が横ばい、もしくは下落するまで継続します。「2.一旦下落、反転して上昇」「3.下落」「4.横ばい」の場合は、ショートトレードで建玉操作を行います。ショットガン投資法の場合は、買いエントリーした後、建玉操作せず、ローソク足が横ばいになるまで継続するので、特に問題はありません。
考えなければならないのが、ショートトレードです。
例えば、個別銘柄が上昇傾向で、さらに上昇すると予想しても、日経平均やNYダウ、為替の急落で、個別銘柄もつられて下落してしまうことがあります。
予想はあくまでも予想で、それが全てではありません。予想通りに動けば問題ありませんが、予想とは逆に動いてしまった時にどうするか?
そこで大切なのが、建玉操作です。
上記のケースで、下落したら、一旦ヘッジの売りを入れる。下落がすぐに止まり、再び反転上昇したら、ヘッジの売りを切って、買いを追加する。さらに下落してしまったら、本玉の買いを切って、ヘッジの売りを追加して本玉に転換する。
この建玉操作のタイミングを細かく検証していきたいと思います。