資産形成で挫折しないための3つのマインドセット

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カテゴリ:ゼロからの資産構築

この記事のポイント

資産形成を始めたものの、ゴールが遠すぎて続けるのが辛くなっていませんか。また、日々の価格変動に不安を感じ、やめたくなった経験はないでしょうか。資産形成は、短期的な成果を求めるものではなく、長期的に継続することが最も重要です。この記事では、途中で挫折しないために必要な、3つの心の持ちよう(マインドセット)を解説します。これを読めば、目先の値動きに心を乱されず、長期的な視点で資産形成を続けられるようになります。


「ゴールが遠すぎて、続けるのが辛い…」資産形成の挫折ポイント

資産形成は、数十年という非常に長い時間をかけて行う活動です。そのため、多くの人が途中で挫折してしまいます。

その主な原因は、心理的なものです。まず、始めたばかりの頃は、資産がほとんど増えないため、「本当に意味があるのか」とモチベーションが低下します。

さらに、市場が下落局面に陥り、元本割れを経験すると、「やはり投資は怖い」という恐怖心から、積立をやめてしまったり、損失を確定させたりしがちです。

また、他人の短期的な成功談を聞くと、自分の地道な努力が無駄に思えてくることもあります。このような、人間の短期的な感情の波が、長期的な計画の継続を非常に困難にしているのです。

資産形成が「長期戦」である理由

資産形成で挫折しないためには、まず、これが数十年単位の長期的な活動であることを理解する必要があります。

なぜなら、資産を増やす原動力となる「複利」の効果は、時間をかけることで初めてその真価を発揮するからです。

複利とは、利益が新たな利益を生む仕組みですが、その効果は最初の数年間はごくわずかです。しかし、10年、20年と続けるうちに、資産の増加ペースはどんどん速くなっていきます。

資産形成とは、短期的な成果を期待するものではなく、長期的な視点で資産を育てていくプロセスなのです。

この時間感覚を最初に持つことが、目先の値動きに動じない、強い精神を保つための基礎となります。

秘訣①:日々の価格変動を無視する

資産形成を継続するための最初の秘訣は、日々の価格の動きを意識的に無視することです。

投資を始めると、毎日の株価のニュースや、自分の資産額の増減が気になってしまうものです。しかし、市場が下落して資産がマイナスになっている時に、恐怖心から売却してしまう「狼狽売り」が、初心者の最も典型的な失敗パターンです。

あなたの資産形成計画は、数十年という長い時間軸で成立しています。その長期的な視点に立てば、今日や明日の短期的な価格変動は、目的までの道のりにおける、ごくささいな上下動に過ぎません。

積立設定をしたら、頻繁に口座を確認するのはやめ、意図的に市場の騒音から距離を置く。これが、感情に流されずに計画を続けるための、最も重要な心構えです。

秘訣②:他人と比較せず、自分の計画に集中する

挫折しないための二つ目の秘訣は、他人と比較しないことです。

特にSNS上では、短期的な取引で大きな成功を収めた人の話が、頻繁に流れてきます。そうした情報に触れると、自分の地道な積立投資が、ひどく退屈で非効率なものに思えてしまうかもしれません。

しかし、その比較に意味はありません。あなたとその他人とでは、目標も、リスク許容度も、資産状況も全く違うからです。

あなたが比較すべき唯一の相手は、「過去の自分」です。「計画通りに積立を継続できているか」という、自分自身の行動だけを評価の基準にしましょう。

他人のペースに惑わされず、自分の計画だけに集中することが、長期的な成功には不可欠です。

秘訣③:「続けること」自体を目標にする

三つ目の秘訣は、資産形成における目標を、「続けること」そのものに設定する、という考え方です。長期投資の成功は、投資額の大きさよりも、継続できた期間の長さによって決まります。

市場が良い時も悪い時も、計画通りに積立を続けることが、複利の効果を最大化します。もし、毎月の積立が経済的・精神的に負担になってきたら、無理に続ける必要はありません。

しかし、そこで「やめる」のではなく、「積立額を、無理なく続けられる金額まで下げる」という選択をしてください。月3万円が厳しければ、月5千円でも良いのです。

金額よりも、投資の習慣を途切れさせないこと、市場から退場しないことが、はるかに重要です。続けることこそが、最も強力な戦略です。

結論:プロセスを信じて、時間を味方につける

資産形成を成功させる鍵は、高度な金融知識よりも、むしろシンプルな考え方を長期間にわたって守り通す、精神的な強さにあります。これまで解説してきた3つの秘訣を、改めて確認しましょう。

①日々の価格変動という騒音は無視する。②他人ではなく、過去の自分とだけ比較する。③大きな金額を目指すより、「続けること」を最優先する。

この3つのマインドセットを身につけることで、あなたは市場が良い時も悪い時も、感情に振り回されることなく、あなたの計画を淡々と実行し続けることができます。

この「継続」こそが、複利の効果を最大限に引き出し、あなたの資産を育ててくれる唯一にして最大の方法なのです。

行動へのステップ

1.まず、資産形成は数十年単位の長期的な活動であり、短期的な結果は重要ではない、ということを認識しましょう。
2.投資状況を確認する日を「毎月1日だけ」など、自分なりのルールを決め、それ以外の日は意識的に市場のニュースを見ないようにしましょう。
3.次に市場が下落した時、「これは長期計画の中での一時的な下落だ」と自分に言い聞かせ、計画通りに積立を続ける練習をしましょう。
4.今年の資産形成の目標を、「〇〇円増やす」ではなく、「毎月〇〇円の積立を12回、休まずに実行する」という行動目標に設定し直しましょう。
5.もし積立が負担に感じたら、「やめる」のではなく、「金額を減らしてでも続ける」という選択肢が常にあることを覚えておきましょう。

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