TradingViewアラートをLINEに通知する方法【WebhookとIFTTT活用】
投稿日:カテゴリ:TradingView
この記事のポイント
TradingViewのアラート通知を、普段お使いのLINEやDiscordで受け取りたい、と考えたことはありませんか。この記事では、「Webhook」という仕組みを利用して、それを実現する具体的な手順を解説します。「Webhook」と聞くと難しそうですが、この記事を読めば、プログラミングの知識がなくても誰でも設定が可能です。
「普段使っているアプリに通知が欲しい…」アラート通知のカスタマイズ
TradingViewの標準アラートは、アプリ通知やEメールで受け取れますが、「普段メインで使っているLINEやDiscordに直接通知が来たら、もっと便利なのに」と感じたことはないでしょうか。投資仲間と共有しているDiscordサーバーに自動投稿されたり、LINEで家族にも知らせたりと、通知の使い道は大きく広がります。
アラート設定画面に「Webhook URL」という項目があるため、外部連携が可能であることは分かりますが、「Webhookとは一体何か」「このURLはどこから発行するのか」といった疑問が壁となり、多くの初心者にとっては手を出しにくい機能でした。
プログラマー専用の難しい機能だと思い、諦めていた方もいるかもしれません。しかし、この記事で紹介する方法を使えば、専門知識がなくても、誰でも簡単にこの連携設定を行うことができます。
Webhookとは何か?
Webhook(ウェブフック)という言葉は専門的に聞こえますが、その仕組みは「アプリからアプリへの一方的な通知機能」と考えると分かりやすいです。具体的には、あるアプリ(A)で何かが起きた時、それをきっかけ(トリガー)として、指定されたURLを通じて、別のアプリ(B)に自動で情報が送られる仕組みです。
今回の目的である「TradingViewのアラートをLINEに通知する」場合、AがTradingView、BがLINEとなります。ただし、この二つを直接繋ぐことはできないため、「IFTTT(イフト)」のような、様々なサービスを仲介するハブの役割を果たすサービスを利用します。
IFTTTに「TradingViewから通知が来たら、LINEにメッセージを送る」という命令を設定し、そのための専用のURLを発行してもらうのです。
準備:連携サービスIFTTTのアカウントを作成する
Webhookの連携を設定する前に、仲介役となるサービス「IFTTT(イフト)」のアカウントを準備します。IFTTTは、「もし〇〇が起きたら、△△を実行する」という簡単な命令を作ることで、異なるWebサービス同士を繋げてくれる、非常に便利なプラットフォームです。
まずは、ブラウザでIFTTTの公式サイトにアクセスし、アカウントを新規作成してください。メールアドレスでも登録できますが、Googleアカウントなどでサインアップすると、よりスムーズです。
IFTTTには無料プランと有料プランがありますが、今回の目的で使う範囲であれば、無料プランで全く問題ありません。アカウントを作成し、ログインした状態になれば、次のステップに進む準備は完了です。
IFTTTでLINE/Discordに通知を送る設定を行う
IFTTTにログインしたら、画面上部の「Create」ボタンから連携設定を開始します。まず「If This」をクリックし、トリガーとなるサービス「Webhooks」を検索・選択します。トリガーの種類は「Receive a web request」を選び、イベント名に `tradingview_alert` のような好きな名前を付けます。
次に「Then That」をクリックし、通知先となる「LINE」や「Discord」を検索・選択します。初めての場合はアカウント連携の認証が必要です。
LINEであれば、「Send message」のアクションを選び、通知されるメッセージ内容を設定します。これで「もしWebhookに通知が来たら、LINEにメッセージを送る」という命令が完成しました。
最後に、Webhooksのサービスページで、この命令に対応するあなた専用のURLをコピーします。
TradingViewアラートにWebhook URLを設定する
IFTTTであなた専用のWebhook URLを取得したら、最後の仕上げとして、そのURLをTradingViewのアラートに設定します。まず、TradingViewで通常通りアラートの作成画面を開いてください。
設定項目の中から「通知」タブを選択すると、「Webhook URL」というチェックボックスがあります。ここにチェックを入れると、URLを入力する欄が現れますので、先ほどIFTTTからコピーしたURLを貼り付けます。
ここで一つだけ注意点があります。URLの中の`{event}`という部分は、前の章であなたがIFTTTで作成したイベント名(例:`tradingview_alert`)に、手動で書き換える必要があります。これを忘れると連携がうまくいきません。
URLを正しく設定したら、最後に「作成」ボタンを押せば完了です。これで、アラートが作動すると、IFTTT経由でLINEやDiscordに通知が飛ぶようになります。
通知メッセージの内容をカスタマイズする方法
Webhookで送信する通知メッセージは、より具体的にカスタマイズすることが可能です。TradingViewのアラート設定画面にある「メッセージ」欄を編集します。ここに、`{{ticker}}`(銘柄名)や`{{close}}`(価格)といった、プレースホルダーと呼ばれる特殊な文字列を埋め込むことができます。
例えば、「`{{ticker}}`が目標価格`{{close}}`に到達」と入力しておけば、この通りの文章が通知されます。
さらに、IFTTTと連携させる場合は、`{“value1”: “{{ticker}}”, “value2”: “{{close}}”}`という形式で送信すると、IFTTT側で「Value1」「Value2」としてデータを受け取れます。
IFTTTのLINE設定で、この部品を使ってメッセージを組み立てれば、「銘柄:AAPL 価格:150.00」のような、より整理された通知を作ることが可能です。
行動へのステップ
1.Webサービス連携ツール「IFTTT」の公式サイトにアクセスし、無料アカウントを作成しましょう。
2.IFTTTで「Create」を押し、「If This」に「Webhooks」、「Then That」に「LINE」などを設定した連携(アプレット)を作成しましょう。
3.作成後、IFTTTのWebhooksのサービスページから、あなた専用のWebhook URLをコピーしましょう。
4.TradingViewのアラート設定を開き、「通知」タブの「Webhook URL」に、コピーしたURLを貼り付けましょう。(`{event}`の書き換えを忘れずに)
5.テスト用のアラートを作成・作動させ、実際にLINEなどに通知が届けば設定完了です。


















