TradingViewの時間足を使いこなし、トレード精度を上げる方法
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この記事のポイント
TradingViewのチャート上部にある「D」や「1H」などのボタン。これは「時間足」を変更するためのものですが、種類が多すぎて「どれを選べばいいか分からない」と悩んでいませんか。時間足の選択はトレードの成果に直結する、非常に重要な第一歩です。この記事では、TradingViewでの時間足の基本的な変更操作から、長期投資・スイングトレード・デイトレードといったスタイル別に、どの時間足を見るべきなのかを具体的に解説します。この記事を最後まで読めば、自分のトレードスタイルに合った時間足が明確になり、自信を持って分析をスタートできるようになります。
「どの時間足を見ればいいの?」トレードスタイルと時間足が一致しない悩み
いざチャート分析を始めようとしても、「月足・週足・日足・4時間足・1時間足・5分足…」と無数に並ぶ時間足の選択肢を前に、どれを自分の主軸にすれば良いのか分からず、手が止まってしまうことはないでしょうか。「長期投資をしたいのに、5分足の値動きを見て焦って売買してしまう」「デイトレードのつもりが、日足のトレンドと逆の取引をして損失を出してしまった」など、自分の投資スタイルと見ている時間足が食い違っているために、判断がぶれてしまうケースは後を絶ちません。
見ている時間足が自分の目的に合っていなければ、どんなに高度な分析手法を学んでも意味がありません。間違った地図を頼りに航海に出るようなもので、目的地にたどり着くことは困難です。
まずは、この最も基本的で重要な「時間足の選び方」をしっかりと理解することから始めましょう。
TradingViewでの時間足の変更方法:3つの基本操作
まずは、TradingViewで時間足を変更する具体的な操作方法を3つ解説します。一つ目は、画面左上の銘柄名のすぐ右隣にあるボタン群から選ぶ方法です。ここには「D」(日足)や「1H」(1時間足)など、代表的な時間足が並んでおり、クリックするだけで瞬時にチャートを切り替えられます。
二つ目は、さらに多くの選択肢から選ぶ方法です。一つ目のボタン群の右端にある下向き矢印「▼」をクリックすると、秒、分、時間、日、週、月といった全ての時間足がリストで表示されます。ここから、より細かい時間足や特殊な時間足を選択可能です。
三つ目は、キーボードで直接入力する方法です。チャート上で半角数字で「60」と入力してEnterキーを押せば60分足に、「1D」と入力すれば日足に変わります。この3つの方法を覚えれば、時間足の変更は自在に行えます。
長期投資家向け:週足・日足で大きなトレンドを掴む
ここからは、あなたの投資スタイルに合わせた時間足の選び方を解説します。まずは、数ヶ月から数年にわたって株式などを保有する「長期投資家」向けの選び方です。長期投資の目的は、日々の細かな価格変動ではなく、経済や企業の成長といった大きな流れから利益を得ることです。そのため、見るべきは長期の時間足となります。
最も主軸となるのは「週足」です。1本のローソク足が1週間の値動きを表す週足チャートは、数年単位の大きなトレンド方向を判断するのに最適です。まず週足で、その銘柄が上昇傾向にあるのか、下降傾向にあるのかを把握します。
その上で、より具体的な売買タイミングを計るために「日足」を使います。日足で、長期的な上昇トレンドにおける一時的な下落のタイミングなどを探し、エントリーの機会をうかがいます。
長期投資では、これより短い時間足は不要な情報が多く、判断を迷わせる原因になるため、主にこの二つを使いましょう。
スイングトレーダー向け:日足・4時間足で数日間の値動きを捉える
次に、数日から数週間ポジションを保有する「スイングトレーダー」向けの選び方です。このスタイルでは、トレンドの中の比較的大きな一つの波を捉えることが目的となります。スイングトレードで環境認識、つまり全体の方向性を判断するために使うのが「日足」です。まず日足チャートで、現在の相場が上昇トレンドなのか下降トレンドなのかをしっかり見極めます。ここで定めた方向に逆らわないことが、スイングトレードの基本です。
そして、大きな方向性が決まったら、具体的な売買のタイミングを計るために「4時間足」や「1時間足」に切り替えます。日足が上昇トレンドなら、4時間足で価格が一時的に下がって反発する瞬間を狙う、といった使い方をします。
日足で大まかな戦略を立て、4時間足や1時間足で精密なエントリーポイントを探す、という役割分担が重要になります。
デイトレーダー向け:1時間足・5分足でその日の取引を完結させる
一日のうちに取引を完結させる「デイトレーダー」は、さらに短い時間足を使います。デイトレードでは、その日一日の方向性を判断するために、まず「1時間足」を確認します。この1時間足のトレンドが、その日の取引の土台となります。これより長い日足などでは、一日の間の細かな値動きはほとんど読み取れないため、デイトレードには不向きです。
そして、1時間足で「今日は買いが有利そうだ」と判断したら、実際の売買のタイミングを計るために「15分足」や「5分足」に切り替えます。これらの短い時間足で、具体的なエントリーと決済のポイントを探ります。
1時間足でその日のシナリオを描き、5分足で実行に移す、という流れです。間違っても5分足だけを見て取引するのは避けましょう。より長い1時間足のトレンドに従うことが、デイトレードの成功確率を高めます。
トレードの精度を上げる複数時間足分析の考え方
これまで見てきたように、どのトレードスタイルでも複数の時間足を組み合わせることが重要です。この分析手法を「複数時間足分析(マルチタイムフレームアナリシス)」と呼び、トレードの精度を格段に向上させます。なぜなら、短期の値動きは、必ず長期の大きなトレンドの中に含まれているからです。長期足で全体の方向性を確認し、中期足でトレンド内の有利な状況を探し、短期足で精密なエントリータイミングを計る、というように役割を分担させます。
例えばスイングトレードなら、長期の「日足」で上昇トレンドを確認し、中期の「4時間足」で価格が一時的に下落した押し目を待ち、短期の「1時間足」で反発のサインが出たら買う、という流れです。
このように複数の時間足でお伺いを立て、方向性が一致した時にだけ取引することで、大きな流れに逆らう失敗を減らし、より確度の高いトレードが可能になります。
行動へのステップ
1.TradingViewのチャートを開き、上部メニューのボタンやキーボード入力で時間足の変更操作を練習してみましょう。
2.ご自身の投資スタイルが「長期投資」「スイングトレード」「デイトレード」のどれに当てはまるかを決めましょう。
3.この記事を参考に、ご自身のスタイルに合った「長期の方向性を確認する足」と「短期のタイミングを計る足」を2つ選びましょう。
4.選んだ2つの時間足を実際に切り替えながら、長期のトレンドと短期の値動きの関係性を観察してみましょう。
5.よく使う時間足のボタン横にある星マークをクリックし、「お気に入り」に登録して自分専用のツールバーを作成してみましょう。


















