TradingViewの隠れた便利機能マグネットモードで描画の精度を劇的に上げる!

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カテゴリ:TradingView

この記事のポイント

トレンドラインなどを引く際、ローソク足のヒゲ先に正確に合わせられず、イライラした経験はありませんか。TradingViewの「マグネットモード」は、そんな悩みを解決する機能です。この記事では、描画ツールが価格に吸着し、誰でも精密な線を引けるようになるマグネットモードの使い方を解説します。


「線の位置が微妙にずれる…」手動での描画の限界

トレンドラインやフィボナッチを引く時、「ローソク足のヒゲの先端に正確に合わせたい」と思っても、マウス操作ではなかなか完璧にいきません。

チャートを拡大して、慎重にカーソルを合わせたつもりでも、拡大を戻すと微妙にずれてしまっている。このわずかなずれが、ラインの角度を変え、分析の信頼性を損なうのではないかと、不安に感じたことはないでしょうか。

この「完璧な位置に置きたい」という思いから、何度も線を描き直す作業に、貴重な分析時間を費やしてしまうのは非常にもったいないことです。多くの描画ソフトに搭載されているような、カーソルが特定の点に自動で吸い付く機能があれば、この悩みは一瞬で解決します。

実は、TradingViewにも、まさにそのための「マグネットモード」という機能が用意されています。

マグネットモードの基本:描画をローソク足に吸着させる

マグネットモードとは、描画ツールのカーソルが、近くのローソク足の価格に磁石のように引き寄せられ、自動で吸着(スナップ)する機能です。この機能が吸着するポイントは、ローソク足の四本値、つまり「始値」「高値」「安値」「終値」です。

例えば、あなたがトレンドラインを引こうとして、マウスカーソルをあるローソク足の安値(下ヒゲの先端)の近くに移動させると、マグネットモードがオンになっていれば、カーソルが自動的にそのヒゲの先端の正確な価格に「カチッ」と吸い付きます。

これにより、マウスでミリ単位の調整をする必要がなくなり、誰でも簡単に、そして常に100%正確な位置に線を引くことができるようになります。分析の土台となる描画の精度を、飛躍的に高めてくれる機能です。

マグネットモードを有効にする手順

マグネットモードを有効にするのは非常に簡単です。まず、チャート画面の左端に縦に並んでいる「描画ツールバー」に注目してください。

トレンドラインや図形ツールなどのアイコンが並んでいますが、その少し下に、U字磁石の形をしたアイコンがあります。これがマグネットモードをオン・オフするためのスイッチです。

この磁石アイコンを一度クリックすると、アイコンの背景が青くハイライトされ、マグネットモードが「有効」になります。この状態で描画ツールを使うと、カーソルがローソク足の価格に吸着します。

モードを解除したい場合は、もう一度この磁石アイコンをクリックするだけです。背景の青色が消えれば、モードは「無効」になっています。まずは、このアイコンの場所を覚え、クリックでオン・オフを切り替える練習をしてみましょう。

「弱いマグネット」と「強いマグネット」の違い

マグネットモードには、吸着力の強さが異なる「弱いマグネット」と「強いマグネット」の2種類があります。描画ツールバーの磁石アイコンを右クリックすることで、この2つを切り替えることができます。

①弱いマグネットは、カーソルがローソク足の価格にかなり接近した時にだけ吸着するモードです。意図しない吸着が起きにくく、扱いやすいのが特徴です。

②強いマグネットは、カーソルが多少離れていても、最も近い価格に強制的に吸着します。常に正確なポイントに合わせたい場合に便利ですが、かえって操作しにくく感じることもあります。

特別な理由がなければ、まずは初期設定の「弱いマグネット」のまま使うのがおすすめです。まずはこのモードで、吸着する感覚に慣れてみてください。

マグネットモードを使った正確なトレンドラインの引き方

マグネットモードの具体的な使い方を、上昇トレンドラインを引く例で解説します。

まず、描画ツールバーの磁石アイコンをクリックし、マグネットモードをオンにします。次に、トレンドラインツールを選択してください。

チャート上から、上昇の起点となる一つ目の安値を見つけ、そのローソク足の下ヒゲの先端の「近く」にカーソルを移動させます。すると、カーソルがヒゲの先端に吸着するのが分かります。そこで一度クリック。

次に、一つ目の安値より高い位置にある二つ目の安値を探し、同様に下ヒゲの先端の「近く」でクリックします。

これだけで、二つの安値の最安値を寸分の狂いなく結んだ、完璧なトレンドラインを描画できます。もうマウス操作で苦労する必要はありません。

ショートカットキーでマグネットモードを一時的に使う

常にマグネットモードをオンにするのではなく、必要な時だけ機能を有効にしたい、という場合に最適なのがショートカットキーの活用です。

まず、ツールバーの磁石アイコンはオフにしておきます。そして、トレンドラインなどの描画ツールを選択した状態で、`Ctrl`キー(Macでは`Cmd`キー)を押してみてください。キーを押している間だけ、マグネットモードが一時的に有効になります。

ラインの始点を決めるためにローソク足にカーソルを近づけ、`Ctrl`キーを押しながらクリックすると、その点だけが吸着します。キーを離せば、すぐに通常のモードに戻ります。

この方法を使えば、普段は自由な描画、ここぞという時だけ正確な吸着、という使い分けが瞬時にでき、分析のスピードがさらに向上します。

行動へのステップ

1.TradingViewのチャートを開き、左側ツールバーの下部にあるU字磁石のアイコンを探してみましょう。
2.磁石アイコンをクリックして、マグネットモードを有効(オン)にしてみましょう。(アイコンの背景が青くなります)
3.次に、トレンドラインツールを選択してください。
4.マウスカーソルを、いずれかのローソク足のヒゲの先端に近づけ、カーソルが自動で価格に吸着する感覚を体験しましょう。
5.マグネット機能を使って、二つの安値のヒゲ先同士を、正確に結ぶトレンドラインを引いてみましょう。

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