チャートが線だらけ?TradingViewのオブジェクトツリーで解決

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カテゴリ:TradingView

この記事のポイント

チャート分析に熱中するほど、引いた線や図形が増えて、画面がごちゃごちゃになっていませんか。「オブジェクトツリー」は、そんなあなたのチャートを整理整頓するための強力な機能です。この記事では、描画した全てのオブジェクトを一覧で管理し、非表示やグループ化を行う方法を解説します。このテクニックをマスターすれば、複雑な分析を行っても、常にチャートを快適な状態に保つことができます。


「描いた線が多すぎて、どれがどれだか分からない…」チャートの整理整頓の悩み

チャート分析に慣れてくると、トレンドラインや水平ライン、フィボナッチなど、画面上に描画するオブジェクトの数は自然と増えていきます。

しかし、その結果、「チャートが線だらけで、どれがどの分析の線だったか分からなくなる」「古い線を一本だけ消したいのに、他の線と重なっていてうまく選択できない」「分析の種類ごとに、描画の表示・非表示を切り替えたいのに、操作が面倒」といった、新たな悩みが出てきます。

チャートが複雑になりすぎると、かえって分析の妨げになってしまいます。

このような、描画オブジェクトの管理に関するあらゆる悩みを解決し、あなたのチャートを常に整理整頓された状態に保つための機能が、「オブジェクトツリー」なのです。

「オブジェクトツリー」とは何か?描画オブジェクトの一覧管理機能

「オブジェクトツリー」とは、あなたのチャート上に現在描画されている、全ての線、図形、テキストなどのオブジェクトを、一覧でリスト表示し、管理するための機能です。

画像編集ソフトの「レイヤー」機能を使ったことがある方なら、それと同じようなものだと考えると分かりやすいでしょう。

チャートが数十本の線で複雑になってくると、目的の線をマウスで直接選択するのが困難になります。しかし、オブジェクトツリーを使えば、リストからその線の名前をクリックするだけで、正確に選択できます。

また、オブジェクトを一時的に非表示にしたり、グループにまとめたりと、様々な管理操作が可能です。つまり、チャートの「見た目」ではなく、その「構造」を裏側から管理するための、非常に強力な整理ツールなのです。

オブジェクトツリーの表示方法

オブジェクトツリーを利用するには、まずその表示方法を覚える必要があります。オブジェクトツリーは、チャート画面の右端にある、縦長のサイドバーに格納されています。画面の右端を見て、ウォッチリストやアラートのアイコンが縦に並んでいることを確認してください。

そのアイコン群の中に、紙が3枚重なったような、あるいは階層構造を示すような四角いアイコンがあります。これが「オブジェクトツリー」のボタンです。

このボタンをクリックすると、画面の右側から、現在チャート上にある全ての描画オブジェクトを一覧表示したパネルが現れます。もう一度このアイコンをクリックするか、パネルの「×」印を押すと、パネルを閉じることができます。

まずは、このアイコンの場所を覚え、クリックでパネルの表示・非表示を切り替える操作に慣れましょう。

オブジェクトツリーでの基本的な操作

オブジェクトツリーパネルでは、リストアップされた各描画オブジェクトに対して、様々な操作が可能です。

①オブジェクトの選択:チャート上で他の線と重なって選択しづらい線も、リスト上でその名前をクリックすれば、簡単に選択状態にできます。

②表示・非表示の切り替え:各オブジェクト名の横にある、目のアイコンをクリックすると、そのオブジェクトを一時的にチャート上から隠すことができます。再度クリックすれば再表示されます。

③設定の変更:目のアイコンの隣にある歯車アイコンをクリックすると、そのオブジェクトの色や太さなどを変更するための設定画面を直接開けます。

このように、チャート上ではなく、リストから全ての描画を管理できるのが、オブジェクトツリーの最大の利点です。

オブジェクトをグループ化して整理する

オブジェクトツリーの最も強力な機能の一つが、描画オブジェクトをフォルダ分けして管理できる「グループ化」です。

オブジェクトツリーパネルの上部にある、フォルダのアイコン「グループを作成」をクリックすると、リスト内に新しいフォルダが作られます。

フォルダ名はダブルクリックで自由に変更可能です。例えば、「長期分析用」と「短期分析用」のようにフォルダを分け、それぞれに関連する描画オブジェクトを、ドラッグ&ドロップでフォルダの中に移動させます。

グループ化の最大の利点は、フォルダ単位での一括操作です。フォルダ名の横にある目のアイコンをクリックするだけで、そのグループに含まれる全ての描画を、一度に表示させたり非表示にさせたりできます。

これにより、チャートの表示を瞬時に切り替え、分析の効率を飛躍的に高めることができます。

オブジェクトのロックと描画順序の変更

オブジェクトツリーには、他にも便利な機能があります。

一つは「ロック」機能です。各オブジェクトの右側にある、南京錠のアイコンをクリックすると、その描画がチャート上で固定され、誤って移動させたり削除したりできなくなります。重要なラインを保護するのに役立ちます。

もう一つは、描画の重なり順の変更です。オブジェクトツリーのリストの順番は、描画のレイヤー(層)の順番と連動しています。

リスト内でオブジェクトをドラッグ&ドロップして上下に動かすと、チャート上での重なり順が変わります。これにより、特定の図形を他の線の背面に配置する、といった視覚的な調整が可能です。

これらの細かい機能を使いこなすことで、さらにプロフェッショナルなチャート管理が実現します。

行動へのステップ

1.TradingViewのチャートを開き、練習としてトレンドライン、水平ライン、テキストをそれぞれ一つずつ描画してみましょう。
2.画面右側のサイドバーにある、四角が重なった「オブジェクトツリー」のアイコンをクリックして、パネルを開きましょう。
3.リストに3つの描画オブジェクトが表示されていることを確認し、トレンドライン横の「目のアイコン」をクリックして非表示にしてみましょう。
4.パネル上部の「グループを作成」(フォルダのアイコン)を押し、作成したフォルダに、水平ラインをドラッグ&ドロップで入れてみましょう。
5.最後に、テキストオブジェクトの横にある「鍵のアイコン」をクリックして、オブジェクトが動かせなくなることを確認しましょう。

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