TradingViewの上昇・下降トレンドラインの引き方と分析への活用法

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カテゴリ:TradingView

この記事のポイント

チャート分析の基本である「トレンドライン」。引いてみたいけれど、「どのツールを使えばいいの?」「ローソク足のどこに引くのが正解なの?」といった疑問で、手が止まっていませんか。適当に線を引いても、分析には役立ちません。この記事では、
TradingViewでトレンドラインを引くための具体的な操作方法から、分析に役立つ線の引き方の3つの基本ルールまでを、テキストだけで分かりやすく解説します。これを読めば、もう迷うことなく、相場の流れを読むための最初の一本を引けるようになります。


「どこに線を引けばいいの?」トレンドラインの引き方でよくある悩み

多くの投資家がチャート上で引いている「トレンドライン」。自分も引いてみたいと思っても、いざ実行しようとすると、様々な疑問が頭をよぎりませんか。

「左側のツールバーにある、どのアイコンが直線ツールなの?」
「上昇トレンドの時は、ローソク足の安値と安値を結べばいいの?それとも高値?」
「線を引くとき、ローソク足の細いヒゲの先端に合わせるべきか、太い実体に合わせるべきか分からない」
「他の人のように綺麗に引けず、線がローソク足を突き抜けてしまうけど、これは間違い?」
「そもそも、この斜めの線が一体何を意味しているのかが理解できない」

これらの疑問を抱えたままでは、引いた線に自信が持てず、分析の根拠として使うことはできません。

トレンドラインの基本操作①:描画ツールバーからツールを選択する

それでは、実際にトレンドラインを引くための手順を解説します。最初のステップは、描画するための道具を準備することです。

まず、チャート画面の左端に縦に並んでいるアイコンの一覧、「描画ツールバー」に注目してください。上から2番目に、斜めの直線が描かれたアイコンがあります。これが、トレンドラインを含む様々な直線ツールが収納されている場所です。

このアイコンをクリックすると、右側に詳細なメニューが開きます。そのメニューの一番上に表示されている「トレンドライン」という文字をクリックして選択してください。

選択が完了すると、通常は矢印の形をしているマウスカーソルが、鉛筆のようなマークに変わります。このマークになっていれば、線を引く準備ができたという合図です。

まずはこの一連の操作を覚えて、いつでもトレンドラインツールを選べるようにしましょう。

トレンドラインの基本操作②:チャート上で2点をクリックして線を引く

トレンドラインツールを選択できたら、次はいよいよチャート上に線を引いていきます。操作は非常にシンプルで、「2回クリックするだけ」です。

まず、線の引き始めとしたい場所、例えばある安値のローソク足の先端にマウスカーソルを合わせ、一度クリックします。これで1点目が確定しました。

次に、マウスを動かすと、1点目からカーソルに向かって線が伸びているのが見えるはずです。この状態で、線の終点としたい別の安値のローソク足の先端までカーソルを移動させ、もう一度クリックします。これで2点目が確定し、2つの点を結ぶトレンドラインがチャート上に固定されます。

もし引き間違えた場合は、引いた線の上をクリックして選択状態(線の両端に丸印が表示される)にしてから、キーボードのDeleteキーを押せば簡単に削除できます。まずは、適当な2点を結ぶ練習をしてみてください。

分析のコツ①:上昇トレンドラインは安値同士を結ぶのが基本

ここからは、分析に役立つトレンドラインの引き方のコツを解説します。まず、価格が全体的に右肩上がりに推移している「上昇トレンド」の場合です。

この場合、トレンドラインは安値と安値を結ぶのが基本ルールです。まず、上昇の起点となった最初の安値を見つけます。次に、そこから時間が経過した後の、最初の安値よりも高い位置にある2つ目の安値を見つけます。この2つの安値を結ぶことで、右肩上がりの上昇トレンドラインが完成します。

この線は「サポートライン(支持線)」と呼ばれ、価格が下落してきた際に反発しやすい目安となります。

価格がこのラインの上にある限りは上昇トレンドが継続していると判断でき、逆にこのラインを明確に下回ってきた場合は、トレンドの勢いが弱まった、あるいは転換した可能性を示唆します。

分析のコツ②:下降トレンドラインは高値同士を結ぶのが基本

価格が全体的に右肩下がりに推移している「下降トレンド」の場合は、上昇トレンドとは線の引き方が逆になります。

下降トレンドラインは、高値と高値を結ぶのが基本です。まず、下落が始まった起点となる最初の高値を見つけます。次に、時間が経過した後の、最初の高値よりも低い位置にある2つ目の高値を見つけ、この2点を結びます。これで、右肩下がりの下降トレンドラインが完成します。

この線は「レジスタンスライン(抵抗線)」と呼ばれ、価格が上昇してきた際に、その勢いが止められやすい価格の目安となります。

価格がこのラインの下にある限りは下降トレンドが継続していると判断でき、逆にこのラインを明確に上回ってきた場合は、下降トレンドの終了、あるいは上昇トレンドへの転換の可能性が出てきたと考えることができます。

分析のコツ③:ラインはローソク足のヒゲと実体のどちらに引くか

初心者がトレンドラインを引く上で最も迷うのが、「ローソク足のヒゲの先端と実体のどちらに合わせるか」という点です。これには「絶対にこちらが正しい」という答えはなく、トレーダーによって考え方が異なります。

しかし、基本的な指針として、まずは「できるだけ多くのヒゲの先端を結び、ローソク足の実体を切らない」ように引くことをお勧めします。ヒゲの先端は、その期間で実際に付いた最高値・最安値であり、市場参加者が意識した価格だからです。

完璧な直線にならなくても問題ありません。多少ヒゲを突き抜けたり、届かなかったりしても許容範囲です。ここで最も重要なのは、一度決めたルールを一貫して使い続けることです。

ヒゲの先端を結ぶと決めたなら、常にそのルールで引きましょう。その一貫性が、あなたの分析の精度を高めます。

行動へのステップ

1.TradingViewのチャートを開き、左側ツールバーの上から2番目のアイコンから「トレンドライン」ツールを選択してみましょう。
2.チャートの中から、価格が右肩上がりに動いている「上昇トレンド」の箇所を探してみましょう。
3.見つけた上昇トレンドの起点となる安値と、その後のより高い安値の2点をクリックして、サポートラインを引いてみましょう。
4.次に、価格が右肩下がりの「下降トレンド」の箇所を探し、今度は高値と高値を結んでレジスタンスラインを引いてみましょう。
5.自分で引いたラインと、その後の価格の動きを観察し、ラインがどのように機能しているかを確認してみましょう。


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