年金はもらえない?将来の不安を解消する、自分年金の作り方【iDeCoとNISAを活用した資産形成】

投稿日:
カテゴリ:FIRE

この記事のポイント

「将来、自分は本当に年金をもらえるのだろうか?」と、日本の公的年金制度に不安や不信感を抱いていませんか。少子高齢化が進む中、その不安はもっともです。この記事では、年金制度の現状と、それに備えて今からできる具体的な対策を解説します。公的年金に過度に期待せず、自分自身の力で資産を築く「私的年金」の考え方を理解すれば、将来への漠然とした不安を、行動への自信に変えることができます。


「僕らの世代は、年金をもらえない…?」将来への大きな不安

「私たちが年金をもらう年齢になる頃には、制度が破綻しているかもしれない」と、多くの若い世代が将来の年金に対して強い不安を抱いています。その最大の原因は、日本の「少子高齢化」です。

年金は、現役世代が払う保険料で、現在の高齢者を支える仕組みです。しかし、子供が減り、高齢者が増え続ける未来では、この仕組みが成り立たなくなるのではないか、という懸念が拭えません。

たとえ制度が破綻しないまでも、「支給開始年齢が70歳以上に引き上げられる」「支給額が今の半分になる」といった、制度の改悪が現実になる可能性は十分に考えられます。

この、国に対する「約束が守られないかもしれない」という不信感が、将来のお金に対する漠然としながらも、根深い不安を生み出しているのです。

年金制度への不信感、その原因とは

なぜ多くの人が年金制度に不安を感じるのか。その最大の原因は、制度の仕組みと、日本の人口構造の変化にあります。

日本の公的年金は、現役世代が支払った保険料を、その時々の高齢者への年金支給に充てる「賦課方式」です。

この仕組みは、年金を支払う側(現役世代)の人口が、受け取る側(高齢者世代)よりも十分に多いことを前提としています。

しかし、現在の日本では、深刻な「少子高齢化」が進行中です。つまり、将来、一人の高齢者を支える現役世代の人数が、どんどん少なくなっていくのです。

この構造的な問題があるため、「将来、保険料は上がるのに、もらえる年金は減るのではないか」という、もっともな不信感が生まれているのです。

年金制度は本当に破綻するのか?

「年金制度は破綻する」という話をよく耳にしますが、年金が1円ももらえなくなる、という意味での「破綻」の可能性は、専門家の間では極めて低いと見られています。

なぜなら、公的年金は国の社会保障の根幹であり、国は税金を投入してでも、制度を維持するからです。

しかし、安心してはいけません。「破綻はしない」ものの、制度の「改悪」は高い確率で起こると予測されています。

具体的には、①支給開始年齢の引き上げ(例:65歳から70歳へ)や、②マクロ経済スライドによる、支給額の実質的な減額です。

つまり、私たちが将来受け取る年金は、「今よりも遅く、今よりも少なくなる」可能性が高いのです。年金だけで、ゆとりある老後を送ることは、ますます困難になると考えるべきでしょう。

対策①:iDeCoで自分だけの年金を作る

公的年金だけに頼らないための第一の対策が、国が用意した私的年金制度である「iDeCo(個人型確定拠出年金)」の活用です。

iDeCoの最大のメリットは、毎月の掛金が全額所得控除の対象になる点です。これにより、現役時代の所得税と住民税を直接減らすことができ、非常に大きな節税効果があります。

また、口座内で投資信託などを購入し、その運用で得た利益も非課税となります。

ただし、注意点として、iDeCoで積み立てた資産は、原則60歳まで引き出すことができません。まさに、「老後のための資金」を作ることに特化した制度です。

公的年金という土台の上に、この税制上有利なiDeCoで、自分だけの2階部分を構築する。これが、年金不安に対する、最も効果的な備えの一つです。

対策②:NISAで自由度の高い資産を作る

年金不安に備えるもう一つの柱が、「NISA(少額投資非課税制度)」の活用です。iDeCoとの最大の違いは、その自由度の高さにあります。

NISAのメリットは、投資で得た利益(値上がり益や配当金)が、全て非課税になることです。そして、iDeCoと異なり、NISA口座の資産はいつでもペナルティなく売却・出金が可能です。

このため、老後資金だけでなく、数年後の住宅購入資金や、子供の教育資金作りなど、より短期・中期の目標にも対応できます。

理想的なのは、この2つの制度を併用することです。「60歳まで絶対に使わない資金」は節税効果の高いiDeCoで、「もしかしたら途中で使うかもしれない資金」は、流動性の高いNISAで、というように使い分けるのが最も賢い戦略と言えるでしょう。

結論:公的年金を土台に、自分で備える

将来の年金への不安に対する最も現実的な解決策は、公的年金と、自分自身で準備する私的年金を組み合わせることです。

まず、公的年金がゼロになると悲観するのではなく、あくまで老後生活の「土台」として存在すると考えます。しかし、その土台だけでは不十分であることも認識し、その上に自分だけの資産を築き上げます。

そのための最も強力な制度が、国が税制面で支援してくれる「iDeCo」と「NISA」です。老後まで引き出せないiDeCoで堅実な2階部分を、いつでも使えるNISAで自由な3階部分を作るイメージです。

この「公的年金+iDeCo+NISA」という3階建ての備えがあれば、将来、公的年金の制度が多少改悪されたとしても、あなたの生活が大きく揺らぐことはありません。

これが、年金不安に対する最も有効な処方箋です。

行動へのステップ

1.まず、公的年金はゼロにはならないが、それだけに頼ることはできない、という現実を認識しましょう。
2.年金不安の解決策は、国に期待することではなく、「自助努力」にあることを理解しましょう。
3.年金不安への最も直接的な対策である、「iDeCo(個人型確定拠出年金)」について、ご自身が毎月いくらまで掛金を拠出できるか調べてみましょう。
4.iDeCoと並行して活用すべき、「NISA(少額投資非課税制度)」の仕組みについても調べてみましょう。
5.まずは第一歩として、ネット証券でNISAまたはiDeCo(あるいは両方)の口座開設を申し込んでみましょう。

関連記事

【チャートギャラリー専用】各種銘柄データ

チャートギャラリー用データに最適化しています。ダウンロードしてチャートギャラリーに取り込めばすぐに使えます。

相場師朗先生の「技」銘柄検出データ【営業日毎日更新】

株式各種銘柄データ

株式ランキング銘柄データ【営業日毎日更新】