TradingViewアラートの応用技|トレンドライン突破やインジケーターで通知
投稿日:カテゴリ:TradingView
この記事のポイント
TradingViewのアラートを「特定の価格になったら通知する」機能としてだけ使っていませんか。実は、あなたがチャートに引いたトレンドラインや、表示しているインジケーターの動きを条件に、より高度な通知を設定できます。この記事では、価格アラートの基本から、トレンドライン突破やインジケーターのシグナルを通知する方法まで、その全手順を解説します。これを読めば、あなたの分析を自動で監視させ、取引チャンスを逃さない体制を整えることができます。
「指定価格の通知だけでは物足りない…」分析を活かせないアラートの悩み
特定の価格に到達したら通知が来る「価格アラート」は非常に便利です。しかし、あなたの分析がもっと高度になるにつれて、それだけでは物足りなさを感じる場面が出てきます。例えば、時間をかけて分析し、重要な右肩上がりのトレンドラインを引いたとします。価格がこの線に触れた時が絶好の買い場だと考えていても、その接触する未来の価格は常に変動するため、単純な価格アラートでは設定できません。
結局、トレンドラインを引いた後も、そのラインを価格が突破しないかを、あなた自身の目で監視し続けなければならないのです。これでは、せっかくの分析を最大限に活かせているとは言えません。
自分の分析そのものをTradingViewに監視させる方法はないのでしょうか。実は、それこそがTradingViewアラートの真価なのです。
基本の価格アラートとその限界
TradingViewのアラートの基本は、指定した価格に到達したら通知する「価格アラート」です。これは、チャート右側の価格軸や、上部メニューの時計アイコンから設定できます。「価格」と「交差」という条件を設定するだけで、特定の価格水準を監視させることができ、水平なサポートラインなどの監視に役立ちます。しかし、この方法には限界もあります。あなたの分析が、傾きを持った「トレンドライン」に基づいている場合、価格がその線に接触する未来の価格は常に変動します。そのため、一つの固定価格を設定するだけでは、トレンドラインへの接触やブレイクアウトの瞬間を正確に捉えることはできません。
この限界を超えるのが、次章から解説する、より強力なアラート機能です。
トレンドライン突破を通知するアラートの設定手順
価格アラートの限界を超えるのが、描画ツールに直接アラートを設定する方法です。まず、通常の手順で、チャート上にトレンドラインや水平ラインなど、監視したい線を描画します。次に、その描画した線の上にマウスカーソルを合わせて、右クリックしてください。すると、メニューが表示されるので、その中から「アラートを追加」という項目を選びます。
これだけで、その描画オブジェクトを条件としたアラート設定画面が自動で開きます。「条件」の欄が、価格ではなく、あなたが選んだ「トレンドライン」などに設定されていることを確認してください。
あとは通知方法などを選び、「作成」ボタンを押せば完了です。これで、価格があなたの引いた重要なラインを突破した瞬間を、自動で知ることができるようになります。
インジケーターの条件で通知するアラート設定
TradingViewのアラートは、インジケーターが特定の条件を満たした時にも通知させることができます。「ゴールデンクロスが発生したら」「RSIが70を超えたら」といった、具体的な売買シグナルを自動で監視できるのです。まず、監視したいインジケーターをチャートに表示します。次にアラート設定画面を開き、「条件」の最初のボックスをクリックしてください。銘柄名の下に、表示中のインジケーター名がリストアップされているので、目的のものを選択します。
すると、続く設定項目がそのインジケーター専用に変化します。ここで、例えば「MA」が「MA」を「上抜け」する、といったゴールデンクロスの条件などを設定できます。
この機能を使いこなせば、分析の自動化がさらに進みます。
アラートの通知方法をカスタマイズする
アラートの条件を設定したら、次に重要なのが「どのように通知を受け取るか」の設定です。アラート設定画面の下部にある「アラートアクション」の項目で、あなたのライフスタイルに合った方法を選びましょう。
最もおすすめなのが「アプリに通知」です。これにチェックを入れておけば、スマホアプリにプッシュ通知が届くため、外出中でもリアルタイムにチャンスを察知できます。
PCの前で作業していることが多いなら「ポップアップ表示」が便利です。TradingViewのタブを開いていなくても、画面に通知ウィンドウが現れます。
記録として残したい場合は「Eメール送信」も有効です。
これらの通知方法は、複数同時に選択することも可能です。自分の使い方に合わせて、最適な組み合わせを見つけてください。
効果的なアラートの具体的な活用例
強力なアラート機能の、具体的な活用例を3つ紹介します。①ブレイクアウトを狙う:レンジ相場の上値抵抗線にアラートを設定しておけば、価格がその抵抗線を突破した瞬間に通知が届き、トレンドの初動を捉えるのに役立ちます。
②押し目買いを狙う:上昇トレンド中に引いたサポートラインにアラートを設定します。価格が一時的に下落して、この線に触れた絶好の買い場を、見逃すことがなくなります。
③インジケーターのサインを監視:例えば「RSIが30を下回ったら」という条件でアラートを設定すれば、売られすぎのタイミングを自動で知ることができます。
このように、アラートを使いこなすことで、あなたの分析は「待つ」スタイルへと進化し、取引の質を大きく向上させることができます。
行動へのステップ
1.TradingViewのチャートを開き、練習として現在の価格より少し上に、一本の水平ラインを引いてみましょう。
2.今引いた水平ラインの上にマウスカーソルを合わせて、右クリックしてみましょう。
3.表示されたメニューの中から、「アラートを追加」を選択してください。
4.アラート設定画面で、条件があなたの引いた水平ラインになっていることを確認し、「作成」ボタンを押してみましょう。
5.画面右側の「アラート管理パネル」を開き、練習で作ったアラートを「×」ボタンで削除してみましょう。


















