TradingViewの描画ツールの使い方、基本の10ツールを解説

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カテゴリ:TradingView

この記事のポイント

トレンドラインは引けるようになったけれど、TradingViewの描画ツールバーに並ぶ、たくさんの見慣れないアイコンを前にして「次は何を学べばいいのだろう?」と、手が止まっていませんか。この記事では、基本的な線から、多くのトレーダーが使うフィボナッチまで、分析のレベルを一段階引き上げる、便利な10個の描画ツールを厳選して紹介します。それぞれのツールの意味と、チャート上での具体的な使い方を理解すれば、あなたの分析の幅は大きく広がります。


「線の引き方は分かったけど…」描画ツールの多さに戸惑う悩み

トレンドラインと水平線の引き方を覚え、ようやくテクニカル分析のスタートラインに立ったあなた。

しかし、TradingViewの描画ツールメニューを開くと、そこには「フィボナッチ」や「ギャン」、「平行チャネル」といった、見慣れない名前のツールが数多く並んでいることに気づくでしょう。

「これらのツールは、一体何のためにあるのだろう?」
「フィボナッチが重要だと聞くけれど、どう引けばいいのか全く分からない」
「他のトレーダーが使っている四角い枠や矢印を、自分も使ってみたい」
など、次のステップに進むための具体的な方法が分からず、戸惑っていませんか。

基本的な線の引き方を覚えただけでは、表現できる分析には限界があります。この記事では、そんなあなたの「次の一手」となる、便利な描画ツールの使い方を一つひとつ解説していきます。

基本の線を使い分ける:トレンドラインと水平ライン

数ある描画ツールの中でも、全ての基本となるのが「線」を引くツールです。ここでは最も重要な2つの線について、その役割を改めて確認します。

①トレンドラインは、チャート上の2点を結ぶ斜めの線です。上昇トレンドでは安値同士を、下降トレンドでは高値同士を結ぶことで、相場の方向性を示します。この線は、価格を支えたり(サポート)、上値を抑えたり(レジスタンス)する、傾きを持った基準線となります。

②水平ラインは、特定の価格に引く真横の線です。過去に何度も反発した高値や安値に引くことで、市場が強く意識している価格帯を特定します。

この2つの線を使いこなすことが、チャート分析の第一歩です。

角度と範囲を意識する:トレンドアングルと水平レイ

基本的な線の引き方を覚えたら、次は少し応用的な線ツールを使ってみましょう。

③トレンドアングルは、トレンドラインを引くと同時に、その線の角度をチャート上に表示してくれるツールです。引き方はトレンドラインと全く同じですが、線の角度が分かることで、上昇や下降の勢いがどれくらい急なのかを客観的に把握できます。

④水平レイは、クリックした点を始点として、右方向(未来)にだけ伸びる水平線を引きます。過去のチャートを線で埋め尽くすことなく、特定の価格が将来どのように意識されるかを見たい場合に非常に便利です。例えば、「この日の高値を、将来上抜けられるか」を監視する、といった使い方をします。

これらは分析の幅を広げてくれるツールです。

値動きの範囲を捉える:平行チャネルと回帰トレンド

価格の上下の「範囲」を捉えることで、分析の精度を高めるツールを紹介します。

⑤平行チャネルは、同じ角度を持つ2本の平行線を引く機能です。まず、上昇トレンドの安値同士を結ぶように1本目の線を引きます。次に、その線と平行なもう1本の線を、トレンドの高値に合わせるように配置します。これで、価格が推移しやすい「道」を描くことができます。

⑥回帰トレンドは、より客観的なチャネルを自動で描画するツールです。分析したい期間の始まりと終わりの2点をクリックするだけで、統計的に最も当てはまりの良い中心線と、その上下のチャネル線が表示されます。自分で線を引く場所に迷った時に、相場の中心的な流れを把握するのに役立ちます。

反発・目標を予測する:フィボナッチ・ツール

次に、多くのトレーダーが価格の反発点や目標価格を予測するために利用する「フィボナッチ」ツールを紹介します。

⑦フィボナッチ・リトレースメントは、価格の「押し目」や「戻り」の候補を予測するツールです。上昇トレンドの一つの波の起点(安値)と終点(高値)の2点を結んで使います。すると、38.2%、50%、61.8%といった比率の水平線が自動で表示され、それらの価格帯が押し目買いの目安となります。

⑧トレンドベース・フィボ-ナッチ・エクステンションは、トレンドがどこまで伸びるかの目標価格を予測します。こちらは、波の起点、終点、そして押し目の3点をクリックして使います。100%や161.8%などのラインが表示され、利益確定の目標として利用できます。

分析を分かりやすくする:図形描画とテキストツール

最後に、分析の記録や表現に役立つ、基本的な図形と文字のツールを紹介します。

⑨長方形は、チャート上に四角形を描くツールです。例えば、サポートやレジスタンスを一本の線ではなく、幅を持った「ゾーン」として示したい時に非常に役立ちます。また、価格が一定の範囲で上下しているレンジ相場を視覚的に示すのにも便利です。

⑩テキストは、チャートに直接メモを書き込める機能です。「ここで反発」や「〇〇の理由でエントリー」といったように、自分の考えや分析の根拠を記録しておくことで、後から見返した時の学習効果が飛躍的に高まります。トレード日誌をつける上で、これ以上ないほど強力なツールです。

行動へのステップ

1.TradingViewのチャートを開き、左側の描画ツールバーの各アイコンをクリックして、どんなツールがあるか見てみましょう。
2.「平行チャネル」ツールを選び、上昇トレンドの安値同士と高値を結んで、値動きの範囲を描画してみましょう。
3.チャート上の目立つ安値と高値を見つけ、「フィボナッチ・リトレースメント」ツールでその2点を結んでみましょう。
4.「長方形」ツールを選び、価格が何度も反発しているサポートやレジスタンスの「ゾーン」を囲んでみましょう。
5.「テキスト」ツールを使って、なぜその長方形を描画したのか、理由をチャート上にメモしてみましょう。


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