【初心者向け】将来の不安をなくす、正しい資産目標の立て方
投稿日:カテゴリ:ゼロからの資産構築
この記事のポイント
「将来のため」と漠然と貯金や資産形成を始めても、明確な目標がないと長続きしませんよね。この記事では、あなたの「なりたい未来」を実現するために必要な資産目標を、具体的な5つのステップで設定する方法を解説します。ただ闇雲にお金を貯めるのではなく、自分だけのゴールを設定することで、日々の資産形成が楽しく、意味のあるものに変わります。これを読んで、将来への漠然とした不安を、わくわくするような計画に変えましょう。
「何となく貯金」では続かない。目標なき資産形成の落とし穴
将来のために、と漠然と考え、貯金を試みるものの、長続きしない。その最大の原因は、具体的で魅力的な「目標」がないことです。「老後資金」という言葉だけでは、それが何十年も先の遠い未来の話に感じられ、実感が湧きません。また、インターネットで見かける「1億円」のような非現実的な目標額は、むしろやる気を削いでしまいます。
明確なゴールがなければ、毎月の貯蓄はただの我慢となり、目の前の小さな誘惑に負けてしまいがちです。
「何のために」「いつまでに」「いくら」必要なのかが分かっていないと、資産形成という長期的な計画を、モチベーションを保ちながら継続することは非常に困難です。
この記事では、そんな「何となく貯金」から脱却するための、具体的な目標設定の方法を解説します。
ステップ①:「なりたい未来」を具体的にする
資産目標を設定する上で、計算よりも先にすべきことがあります。それは、あなた自身の「なりたい未来」を、できるだけ具体的に言葉にしてみることです。これが、長期間にわたる資産形成の、強力なモチベーションになります。まずは、お金のことは一旦忘れ、以下の質問を自分に問いかけてみてください。
「何歳で会社を辞めたいか」「老後はどこで、どんな生活がしたいか」「人生で成し遂げたいことは何か(家の購入、海外移住など)」。
これらの答えを、ノートに書き出してみましょう。具体的なイメージが湧くまで、時間をかけて考えることが重要です。
この「なぜお金を貯めるのか」という目的が明確になることで初めて、次のステップである「いくら必要なのか」という計算に、意味が生まれるのです。
ステップ②:未来のイベントに必要な費用を計算する
「なりたい未来」を書き出したら、次は、それぞれの夢を実現するために、いくら必要になるのかを数字に落とし込みます。まず、最も重要な「老後の月間生活費」を決めましょう。現在の家計を参考に、「毎月30万円あれば、理想の生活が送れる」といった具体的な金額を設定します。
次に、人生の他の大きなイベントにかかる費用も書き出します。例えば、「35歳までに、住宅購入の頭金として500万円」「45歳までに、子供の大学費用として400万円」といった具合です。
この時、「いつまでに」という期限を明確にすることが重要です。このステップで、あなたの人生の目標が、漠然とした夢から、「いつまでに、いくら必要」という、具体的な数字の目標に変わります。
ステップ③:目標資産額を算出する
人生の各イベントに必要な費用が明確になったら、最後に、最も大きな目標である老後の生活資金、つまりFIREを達成するための総資産額を計算します。ここでは、FIREの目標設定で広く使われている「4%ルール」を参考にします。これは、「年間の生活費の25倍」の資産を築けば、その資産を年4%ずつ取り崩しても、元本が尽きにくいという考え方です。
例えば、あなたの理想の老後生活費が月30万円だった場合、年間の生活費は360万円です。この場合、目標資産額は「360万円 × 25 = 9,000万円」となります。
この9,000万円という具体的な数字こそが、あなたがこれから目指していく、資産形成の最終的なゴールです。
ステップ④:毎月の積立額を計算する
最終目標額が決まったら、それを日々の行動に落とし込むため、「毎月いくら積み立てるべきか」を計算します。これには、インターネットで無料で使える「資産運用シミュレーション」などのツールを利用するのが便利です。シミュレーターに、①あなたの目標金額(例:9000万円)、②目標までの期間(例:30年)、③想定する年間のリターン率(まずは年率5%などで設定)を入力します。
すると、目標達成に必要な毎月の積立額が自動で計算されます。例えば、上記の条件では、毎月約10万8千円を積み立てる必要がある、という結果が出ます。
これにより、「9000万円貯める」という遠大な目標が、「毎月10万8千円を投資する」という、具体的で実行可能なタスクに変わるのです。
ステップ⑤:計画を定期的に見直し、修正する
一度立てた資産目標と計画は、それで終わりではありません。人生の状況は変化するため、最低でも年に一度は、計画を見直すことが非常に重要です。例えば、昇給して収入が増えれば、毎月の積立額を増やすチャンスです。逆に出費が増えれば、計画の修正が必要かもしれません。
また、あなたの「なりたい未来」そのものが、年と共に変わっていくこともあります。年に一度、ご自身の目標と計画の進捗状況を確認し、必要であれば軌道修正を行いましょう。
この定期的なメンテナンスが、計画が机上の空論で終わるのを防ぎ、着実に現実のものとしていくための鍵となります。
計画を立て、実行し、見直す。このサイクルを回すことが、資産形成を成功に導きます。
行動へのステップ
1.まず、ノートとペンを用意し、あなたが「なりたい未来」の姿を、箇条書きで具体的に書き出してみましょう。
2.書き出した未来のそれぞれに、「いつまでに」「いくら必要か」という数字を当てはめてみましょう。
3.老後の理想の年間生活費を決め、「年間生活費 × 25」で、最終的な資産目標額を計算してみましょう。
4.資産運用シミュレーターを使い、その目標額を達成するための、毎月の積立額がいくらになるかを確認しましょう。
5.今日の1年後の日付を、スマートフォンのカレンダーに「資産計画の見直し日」として登録しましょう。

















