Pythonで相場師朗先生の「半分の法則(下半身)」を検出させるプログラムを作る[2]プログラムを制作して半分の法則を検出する
最終更新日:カテゴリ:プログラミング
キーワード:半分の法則(下半身)・逆半分の法則(逆下半身), Python, 神戸物産[3038], 半分の法則(下半身)・逆半分の法則(逆下半身)検出プログラム
プログラムを制作して「半分の法則(下半身)」を検出
[1]半分の法則(下半身)を数式で表してみる上記で、「半分の法則(下半身)」について数式で表してみました。次は、実際にプログラムを制作して、「半分の法則(下半身)」を検出してみます。
「半分の法則(下半身)」を検出させるための条件
「半分の法則(下半身)」を検出させるための条件を加味したプログラムを制作します。1.陽線である
2.ローソク足が陽線で体半分以上、5日線の上に抜ける
①ローソク足が5日線を踏んでいる
②ローソク足が5日線を完全に越える
3.「半分の法則(下半身)」発生前、ローソク足は5日線下で推移している
上記の条件を全て満たした時(and)に、「半分の法則(下半身)」を検出して、チャートに赤丸をプロットします。
勝率が良くない

神戸物産[3038]で検証してみました。上のチャートが、条件設定して「半分の法則(下半身)」を検出した結果になります。
赤丸が「半分の法則(下半身)」を検出した箇所になります。
勝ったところは「OK」、負けたところは「NG」としました。あまり勝率が良くないですね。
緑で丸をつけたところは、「ここで検出してくれたら大幅上昇が取れる」と感じた箇所です。
勝率を上げるために条件を変えてみる
「どうしたら勝率が良くなるのか・・・」を考えてみると、OKのところはそのままに、NGのところを検出しないようにする。さらに、上のチャートで緑の丸をつけたところを検出することが必要になります。先程、「半分の法則(下半身)」を検出したチャートを見てみると、OKの箇所は陽線が続いています。
条件に、「陽線が2日連続で続いたら」を加えてみます。

NGの箇所が2つ検出されなくなりました。しかし、1つだけNGが残っています。あと、検出してほしい緑丸の箇所は検出されていません。
条件の中で、「半分の法則(下半身)発生前、ローソク足は5日線下で推移している」がありますが、検出方法として、「終値線が5日線の下に2日間推移している状態」としていましたが、終値線だと値動きが激しくなるので、もう少し値動きが穏やかな2日線に変更してみます。
修正した条件は「2日線が5日線の下に2日間推移している状態」になります。

NG箇所がなくなりました。さらに、検出してほしい緑丸のところも、きちんと検出されるようになりました。


では、これで完璧か・・・と言うと、そうではありません。そんなに甘くないですよね。
上のチャートは同じ神戸物産[3038]で期間を変えてみた結果です。OKのところもありますが、NGのところもあります。
手仕舞いするポイントは、「3日線が5日線を割り込んだところ」と考えています。
手仕舞いポイントをきちんと守ることが出来れば、NGの箇所はOKに比べて少ないので、大きな損失にはならない感じです。
いずれにしても、条件を色々と変更しながら、検証を続けていきたいと思います。