なぜ資産形成は必要なの?将来のために今すぐ始めるべき3つの理由
投稿日:カテゴリ:ゼロからの資産構築
この記事のポイント
「毎月しっかり貯金しているから将来は安心」本当にそうでしょうか。この記事では、なぜ今、普通に働く私たち全員にとって「資産形成」が必要不可欠なのか、その3つの具体的な理由を解説します。超低金利やインフレ、公的年金の問題など、私たちの資産を取り巻く環境は大きく変化しています。これを読めば、銀行預金だけでは資産を守れない理由が明確に分かり、未来の自分のために今すぐ行動を起こすきっかけになります。
「銀行預金だけでは、なぜダメなの?」将来のお金に対する漠然とした不安
毎月の給料から、真面目に銀行預金を続けている。それは、将来への備えとして、とても大切なことです。しかし、その一方で、「このまま貯金を続けるだけで、本当に豊かな老後を送れるのだろうか?」という漠然とした不安を、心のどこかで感じていませんか。
ニュースを見れば、物価の上昇や年金問題が報じられ、銀行の金利は限りなくゼロに近い。これでは、いくら貯めても資産が増えている実感は得られません。
この「節約して貯金しているのに、なぜか安心できない」という感覚こそが、現代の日本でお金と向き合う多くの人が抱える悩みです。
その不安の正体は、私たちが生きる経済の仕組みそのものが、昔とは大きく変わってしまったことにあります。
理由①:超低金利で、預金ではお金が増えない
「貯金だけで安心」という考え方が通用しなくなった、一つ目の理由。それは、銀行預金の金利が歴史的な低水準にあるからです。数十年前の日本では、銀行にお金を預けておくだけで、年数パーセントの利息が付き、資産は自然に増えていきました。
しかし、2025年現在、多くの銀行の普通預金金利は年0.001%程度です。これは、100万円を1年間預けても、利息はわずか10円(税引前)という計算になります。
ATMの時間外手数料一回分にも満たない金額です。この超低金利の環境下では、いくら真面目に貯金を続けても、利息によって資産が大きく増えることは期待できません。
銀行預金は、もはや「お金を増やす手段」ではなく、「お金を安全に保管する場所」へと、その役割が変わってしまったのです。
理由②:インフレで、お金の価値が下がっていく
銀行預金だけでは資産を守れない二つ目の理由は、「インフレ(物価上昇)」です。これは、お金の価値そのものが、時間と共に下がっていく現象を指します。例えば、今まで100円で買えたお菓子が、翌年には102円に値上がりしたとします。これは、あなたのお金の「購買力」が、実質的に2%減少したのと同じことです。
現在の銀行預金の金利は、この物価の上昇率に全く追いついていません。金利0.001%の預金は、物価が2%上がる世界では、実質的に毎年価値を失い続けているのです。
つまり、何もしなければ、あなたの貯金は、額面の数字は変わらなくても、買えるモノの量が減るという意味で、確実に貧しくなっていきます。これが、資産形成が必要な二つ目の理由です。
理由③:公的年金だけに頼れない老後の現実
資産形成が必要な三つ目の理由は、公的年金制度だけに頼った老後生活が、難しくなっているからです。日本の少子高齢化は、年金制度に大きな影響を与えています。将来、年金の支給額が減額されたり、支給開始年齢がさらに引き上げられたりする可能性は否定できません。
以前、金融庁が発表した「老後2000万円問題」は、年金収入だけでは、ゆとりある老後を送るために2000万円の自己資金が必要になる、という試算でした。
この数字はあくまで一例ですが、公的年金が老後生活の「基礎」にはなっても、「全て」を賄うものではない、という事実を示しています。
この公的年金だけでは足りない部分を、自分自身で準備する必要があるのです。そのための手段が、資産形成です。
資産形成の味方:「複利の効果」とは
低金利やインフレの問題を解決する鍵が、「複利」という考え方です。複利とは、投資で得た利益を元本に加え、その合計額でさらに運用することで、利益が新たな利益を生んでいく仕組みです。これにより、時間が経てば経つほど、資産が増えるスピードが加速していきます。
例えば、100万円を年率5%で運用すると、1年後には105万円になります。複利では、次の年は元々の100万円ではなく、105万円に対して5%の利益が付きます。これを繰り返すことで、資産は加速度的に増えていくのです。
銀行預金のような単利の世界では、この力は働きません。株式や投資信託への投資を通じて、この「複利の効果」を味方につけることこそが、現代における資産形成の基本戦略となります。
なぜ「今」始めるべきなのか?時間の重要性
複利の効果を最大限に引き出すために、最も重要な要素は「時間」です。これが、資産形成を「今すぐ」始めるべき最大の理由となります。例えば、20歳から毎月1万円を積み立てた場合と、40歳から毎月3万円を積み立てた場合を比べてみましょう。投資総額は後者の方が多いですが、もし同じ利回りで運用できれば、最終的な資産額は、20年間も長く運用した前者の方が、はるかに大きくなります。
これは、利益が利益を生む「複利」の効果を、より長い期間にわたって享受できるからです。資産形成は、始めるのが早ければ早いほど有利です。
たとえ月々数千円という少額からでも、一日でも早く始めることが、将来の自分を助けることに繋がります。
行動へのステップ
1.ご自身の銀行預金の金利が現在何パーセントか、実際に確認してみましょう。
2.10年前に1000円で買えたものが、今はいくらになっているかを考え、インフレを実感してみましょう。
3.インターネットの複利計算シミュレーターを使い、毎月1万円を30年間、年率5%で運用した場合の将来の資産額を計算してみましょう。
4.「低金利」「インフレ」「年金」の3つの理由から、貯金だけでなく資産形成が必要であることを認識しましょう。
5.資産形成の第一歩として、まずは少額から始められるNISA(少額投資非課税制度)について調べてみましょう。

















