「半分の法則(下半身)」検出プログラムを検証する[1]|神戸物産[3038](2018年)
最終更新日:カテゴリ:プログラミング
キーワード:半分の法則(下半身)・逆半分の法則(逆下半身), 神戸物産[3038], 半分の法則(下半身)・逆半分の法則(逆下半身)検出プログラム
勝率を上げていくための検証
「半分の法則(下半身)」を検出するプログラムの検証を行います。この検証の目的は、勝率を上げるためです。
プログラムを制作するにあたり、神戸物産[3038]で検証してきましたが、比較的利益が出ている期間と、損失が多く出ている期間がありました。
利益が出ている箇所は「なぜ利益が出ているのか?」、損失が出ている箇所は「なぜ損失が出ているのか?」を1つずつ検証していくことで、勝率を上げて行きたいと考えています。
半分の法則(下半身)エントリー条件と手仕舞い条件
半分の法則(下半身)のプログラムを制作するために設定した、エントリー条件と手仕舞い条件は下記になります。下記条件を検出した翌日成行でエントリー、手仕舞いしています。
※手書きで書いたチャートについて、日付は条件を検出した日、株価は翌日始値、値幅は±〇〇円で記入しています。
(1)半分の法則(下半身)のエントリー条件
1.陽線である
2.ローソク足が陽線で体半分以上、5日線の上に抜ける
ローソク足が5日線を踏んでいる 、もしくは、ローソク足が5日線を完全に越える
3.「半分の法則(下半身)」発生前、ローソク足は5日線下で推移している
半分の法則(下半身)の1日前及び2日前、2日線が5日線の下に推移している状態
4.陽線が2日連続で続いた
半分の法則(下半身)のローソク足と前日のローソク足が2日連続陽線
(2)手仕舞い条件
1.3日線が5日線を割り込んだ時
神戸物産[3038](2018年)で検証
2018年度の神戸物産[3038]で検証していきます。2018/1~2018/4
チャートギャラリーのチャートを利用しています。
2018/3/26~4/11:利益235円
→「半分の法則」の他に、5日線と20日線の「ものわかれ」が発生しています。
2018/5~2018/8
チャートギャラリーのチャートを利用しています。
大きな負けはありませんが、勝ちも利益が少ないです。20日線が横ばいなので、難しい箇所かもしれません。
2018/9~2018/12
チャートギャラリーのチャートを利用しています。
2018/9/20~10/3:利益225円
→「半分の法則」の他に、5日線と20日線の「ものわかれ」が発生しています。
2018/11/16~12/5:利益80円
→「半分の法則」の他に、5日線と20日線の「ものわかれ」が発生しています。
利益が少ないですが、上ヒゲ陰線で手仕舞えば大きく利益が取れました。
5日線と20日線の「ものわかれ」で利益
2018年度の神戸物産[3038]で検証しました。比較的大きく利益が取れた場所で特徴的だったのが下記の3つ。
2018/3/26~4/11:利益235円
2018/9/20~10/3:利益225円
2018/11/16~12/5:利益80円→上ヒゲ陰線で手仕舞えばもっと大きな利益が取れた
「半分の法則」に加えて、5日線と20日線の「ものわかれ」が発生しています。
プログラムで自動的に「半分の法則」を検出していますが、発生したら全てエントリーするのではなく、今まで勉強したことを駆使して、なるべく1つの技だけではなく、複数の技が発生したところでエントリーしたほうが良さそうです。
20日線が横ばいのところではなく、20日線が上向いているところでエントリーした方が大きな利益が取れています。
この辺もプログラムに上手く組み込めるようになると、もっと勝率が上がりそうです。
手仕舞いポイントはもっと検証する必要あり
手仕舞いポイントの条件を「3日線が5日線を割り込んだ時」としていますが、ちょっと遅い感じがしています。今回、半分の法則(下半身)のエントリー条件を検出するために2日線を使っていますが、この2日線を利用して「2日線が3日線を割り込んだら手仕舞い」という条件も使えそうです。
しかし、「2日線が3日線を割り込む」は「3日線が5日線を割り込む」よりも早い段階で発生するので、大幅上昇する手前で手仕舞ってしまい、利益が少なくなる可能性もあります。
あと、「陰線が2日連続で続いた時」も使えるかもしれません。
ただ、上記2つのアイデアも、神戸物産[3038]の2018年限定で使えるアイデアかもしれないので、他の期間、他の銘柄でも検証する必要があります。