値上がり益(キャピタルゲイン)を狙うより、配当益(インカムゲイン)を狙う方が、気持ちが楽に投資できるようになった

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カテゴリ:コラム

配当狙いの投資を加えたことで、日々の株価に一喜一憂しなくなった

以前は、値上がり益を狙う投資をメインに行っていました。そのため、毎日の株価に一喜一憂する日々でした。

昨年の後半あたりから、配当益を狙う投資も加えたことで、気持ちが楽になったような気がしています。

想定している配当利回り以上なら「買い」、それ以下なら「様子見」

私は想定している配当利回りを約5.0%以上としています。(状況によっては4%台とする場合もあります)

検討している銘柄が想定している配当利回りを上回れば「買い」、それ以下の場合は「様子見」としています。

具体的には、想定利回りが5.0%の場合、5.0%以上なら「買い」、5.0%以下なら「様子見」となります。考え方は、とてもシンプルです。

[2914]JTの場合

例えば、[2914]JTで考えてみます。

2021年8月20日の終値が2,118.5円。1株配当が130円なので、配当利回りは6.13%。

配当利回り5%を狙うのであれば、想定する株価は下記になります。

130円(1株配当)÷5.0%(配当利回り)=2,600円

つまり、2,600円以下で購入できれば、配当利回り5.0%は確保できることになります。

現状の株価であれば、5.0%以上の配当利回りは確保できると言うことですね。

[8591]オリックスの場合

次に、[8591]オリックスで考えてみます。

2021年8月20日の終値が1,967.5円。1株配当は78円なので、配当利回りは3.96%。

配当利回り5%を狙うのであれば、想定する株価は下記になります。

78円(1株配当)÷5.0%(配当利回り)=1,562円

つまり、1,562円以下で購入することができれば、配当利回り5.0%は確保できることになります。

現状の株価だと配当利回りは5.0%に達していないので、もっと株価が下がるのを待つことになります。

保有銘柄の追加購入について

銘柄を保有した後ですが、検討している時と考え方は一緒で、想定している配当利回りを上回れば「買い」、それ以下の場合は「様子見」としています。

ただ、想定している配当利回りを上回っているからと言って、ドンドン買う訳ではありません。

なるべく取得単価を低くしていきたいので、含み損益がトントンもしくはマイナスになったタイミングで購入することを基本にしています。

後は、チャートを見ながら下落傾向になったタイミングを見計らって購入していきます。

安定して配当を出している企業を選定するのがカギ

株価が下がれば購入取得単価が下がるため、割安で購入することができて配当利回りが良くなるので、ラッキーと思うかもしれません。

しかし、株価が下がるということは、その企業の業績が悪くなっている可能性もあります。

どの企業もそうですが、将来に渡ってずっと同じ水準の配当が支払われるとは限りません。

そのため、過去の配当実績を見ながら、長期に渡って安定した配当を支払ってくれる可能性の高い企業を選ぶ必要があります。

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