なぜ、FIREしたいのか?
最近はFIREという言葉が一般的になってきました。私も、FIREを目指しているひとりです。
なぜ、FIREしたいのか・・・を書いていきたいと思います。
FIREしたいが、FIREするには程遠い収入
私は、現在51歳のサラリーマンです。工学系の大学を卒業して、中小メーカーに4年勤務、その後ITベンチャーに2年勤務、現在は営業系の中小企業に20年勤めています。
FIREしたいと思うようになったのは、15年くらい前からで、アフィリエイトをやったり、物販をやってみたりしましたが、FIREするには程遠い収入でした。
それより前から、株式投資やFXをやったりしていましたが、利益は出ているものの、こちらもFIREするには程遠い感じです。
休日も仕事の電話がかかってくる
「なぜ、FIREしたいのか?」本題に入って行こうと思います。現在は営業職のため、会社からスマホを支給されます。そのスマホにお客様から電話がかかってきます。
私の休日は平日になることが多く、休日も仕事の電話がかかってくるのです。
休日の外出時、常に会社のスマホを持ち歩くことはないのですが、自宅にいる時は部屋に置いたスマホを数時間おきにチェックしています。
そして、着信があれば連絡をします。
トラブル対応することもあるので、そうなると休日にもかかわらず、数時間トラブル対応に時間を取られることあります。
これが、たまらなく嫌なのです。たまの旅行に行っても対応することがあり、純粋に休日を楽しめません。
今の会社に入ってから、そんな生活が続いています。
父の死を通じて家族を守ることを心に誓う
現在、私と母、弟の3人で生活しています。父は2013年にガンで亡くなりました。私が40歳の時です。それまでは、自分が若い時に親が亡くなるとは全く思っていませんでした。
父の死をきっかけに、人生は永遠ではないことを強く感じることとなりました。
父が亡くなる1年くらい前に、病院のベッドでで父が、「頼むな」と握手してきたことを今でも鮮明に覚えています。
普段、このようなことをする人ではないので、その時父は自分の死期を悟っていたのかもしれません。
「頼むな」とは、自分が亡き後、母と弟のことを頼むと言うことであり、この時、どんなことがあっても家族を守ると心に誓いました。
10年経った今でも、その思いは変わっていません。
家族と一緒に過ごす時間を増やしたいと思うようになった
数年前、母が大病を患いました。病院には約半年入院し、退院後も自宅で訪問看護を受けながら生活しています。母の闘病を身近に見て、「家族と過ごす時間を増やしたい」と思うようになりました。
現在、私は51歳で、母は75歳。
母には長生きしてほしいですが、20~30年という長いスパンではないと考えています。10年後でも85歳です。10年後にFIREでは遅すぎます。5年後でも80歳。
今勤めている会社は比較的安定していて、家族3人が生活できる給料をいただいています。
自分が、「家族と過ごす時間を増やしたい」と思って、無計画にFIREしたら、今の成果水準が保てなくなります。
「今の生活水準を保ちつつ、家族に不便をかけさせない」
これが、FIREするための前提条件です。
5年後の2028年FIREを目安に考えています。その時の私の年齢は56歳、母の年齢は80歳です。
理想を言うと、もっと早くFIREしたいのが本音です。
FIREの前提条件は人それぞれ
FIREしたい理由は人それぞれです。前提条件も人それぞれです。私の場合は、今の生活水準を保ちながらFIREを目指し、FIRE後も今の生活水準を保つことを前提にしています。
私がFIREしたいがために、家族に負担を強いることはできません。投資の入金力を高めるために、家族に節約を求めるのは自分の考えとは違うのです。
そのため、FIREを達成するまでの時間はかかっていますが、家族に不自由な思いをさせずに、FIREに向けて日々努力をしていきたいと思っています。