下落を狙ったショートトレードでB局面になってしまった時の対処方法について

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カテゴリ:トレード研究
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伊藤忠商事[8001]のトレードを深掘りします

伊藤忠商事[8001]の反省トレードを深掘りしていきます。

伊藤忠商事[8001]ショートトレード:2018年7月10日~8月6日のトレード結果と反省

シナリオ通りに動かなかった場合、建玉操作して損失を最小限にすることを目的にします。

下落を狙っていたのに横ばってきてしまった

下落を狙っていたのに横ばってしまうことがあると思います。

技術が高くなれば、B局面の上昇・下落でも利益を得ることができるかもしれませんが、今の私の技術レベルでは、まだ難しいと感じています。

今回のテーマは、下落を狙ったショートトレードでB局面に移行してしまった時の対処方法について検証してみます。

検証するシナリオは2つ

今回検証するシナリオは下記の2つです。

1.B局面と判断したら手仕舞う

2.B局面と判断したら建玉をスクエアにして、どちらかに動くまで待つ

B局面の判断基準について

B局面になるためには、ローソク足が5日線や20日線を、上に行ったり、下に行ったりすることになります。

この動きをいかに早く見つけるかがポイントになります。

下落を狙ったショートトレードでは、20日線が下落傾向で、半分の法則になった時に買いエントリーします。その後、一旦上昇し、陰線が出てきたところで売りを追加していきます。


そうなった時の安値は半分の法則で上昇を始めたタイミング付近、高値は陰線が出て下落していくタイミングと考えることが出来ます。

上記のタイミングが、必ずしもボックス圏の上限・下限とは限りませんが、目安として意識しておきます。

B局面と判断したら手仕舞う


B局面と判断したら手仕舞うポイントとしては、下記と考えています。

1.前の安値付近で再び上昇したタイミング
2.前の高値付近で再び下落したタイミング

だた、1だとちょっと手仕舞うにはちょっと早すぎかな・・・と思っていて、2で手仕舞う方が良いと考えています。

B局面と判断したら建玉をスクエアにする



B局面と判断したら、建玉をスクエアにします。

そして、「ボックス圏を上に抜けたら、売りを手仕舞って、買いを追加」、「ボックス圏を下に抜けたら、買いを手仕舞って、売りを追加」します。

問題なのが、いつボックス圏から上に抜けるか、もしくは下に抜けるかと言うことです。建玉をスクエアにしたまま、長期に渡って待たなければならない場合もあります。

2018年8月7日のラジオNIKKEIの株塾で、相場師朗先生が実際にトレードした大成建設[1801]について解説があったのですが、「B局面はいつ、どちらに抜けるか分からない」とおっしゃっていました。

今回の伊藤忠商事[8001]のトレードでは、B局面が長く続き、建玉を長く持った結果、決算日の大幅下落に見舞われてしまい、あえなく損切りする結果となりました。

ショートトレードのトレード期間は1~3週間で、1ヶ月はさすがに長すぎました。

想定するシナリオ

想定しているシナリオは下図のように考えています。

トレード期間は先にも書いた通り、1~3週間程度。これ以上期間が長くなると、様々なリスク(決算発表などのイベント)を負うことになります。


B局面になったら一旦手仕舞う

今、考えているのは、B局面になったら一旦手仕舞いして、別の銘柄を探すか、もし続けるならば、値動きをチェックして、上か下に抜けた時に、改めてエントリーするほうが良いと思っています。
 

建玉シミュレーション[1]「B局面と判断したら手仕舞う」パターン


チャートギャラリーをキャプチャして、ペイントで文字入力等しています。

今までの考えを基に、伊藤忠商事[8001]で建玉のシミュレーションをやってみます。

まずは、「B局面と判断したら手仕舞う」パターン。

2018/07/09(月):ローソク足が5日線を越えた「半分の法則」:買いエントリー:0-1
2018/07/10(火):ローソク足が5日線と20日線の間で陰線。2,000円の節目に注意。:売りヘッジ:1-1
2018/07/12(木):ローソク足が5日線を陰線で割り込んだ。最初に想定した安値の目安を割り込んだ:買い手仕舞い・売り追加:2-0
2018/07/13(金):ローソク足が5日線の下で陽線。反転上昇か?最初に想定した安値の目安より意識する安値は下?:買い追加:2-1
2018/07/17(火):ローソク足が5日線を踏んで陽線。ボックス圏のような印象を受けるので、買いを追加してスクエアにする:買い追加:2-2
2018/07/19(木):ローソク足が2,000円の節目を越えず陰線。:買い手仕舞い:0-0
※前日のローソク足を見て判断→翌日成行でエントリー及び手仕舞いする
損益:-7,500円

建玉シミュレーション[2]「B局面と判断したら建玉をスクエアにして、どちらかに動くまで待つ」パターン


チャートギャラリーをキャプチャして、ペイントで文字入力等しています。

次に、「B局面と判断したら建玉をスクエアにして、どちらかに動くまで待つ」パターン。

2-2の建玉までは、「B局面と判断したら手仕舞う」パターンと一緒です。後は、想定したボックス圏を上に抜けるか、下に抜けるまで、建玉をスクエアにして待ちます。

2018/07/09(月):ローソク足が5日線を越えた「半分の法則」:買いエントリー:0-1
2018/07/10(火):ローソク足が5日線と20日線の間で陰線。2,000円の節目に注意。:売りヘッジ:1-1
2018/07/12(木):ローソク足が5日線を陰線で割り込んだ。最初に想定した安値の目安を割り込んだ:買い手仕舞い・売り追加:2-0
2018/07/13(金):ローソク足が5日線の下で陽線。反転上昇か?最初に想定した安値の目安より意識する安値は下?:買い追加:2-1
2018/07/17(火):ローソク足が5日線を踏んで陽線。ボックス圏のような印象を受けるので、買いを追加してスクエアにする:買い追加:2-2
-----------------------
2018/07/27(金):ローソク足が節目の2,000円を超えて陽線:売り手仕舞い・買い追加:0-3
2018/07/31(火):ローソク足が節目の2,000円を割り込んで陰線。さらに5日線を割り込んだ。:買い手仕舞い:0-0
※前日のローソク足を見て判断→翌日成行でエントリー及び手仕舞いする
損益:-5,700円

建玉シミュレーションの結果と考察

実トレードと建玉シミュレーションの結果について考えてみます。

実トレードの損益:-57,886円:トレード期間28日

建玉シミュレーション
[1]B局面と判断したら手仕舞う:-7,500円:トレード期間11日
[2]B局面と判断したら建玉をスクエアにして、どちらかに動くまで待つ:-5,700円:トレード期間23日

伊藤忠商事[8001]の建玉シミュレーションはいずれもマイナスとなりましたが、実トレードに比べたら損失を最小限に抑えられたと思います。

建玉シミュレーション「B局面と判断したら手仕舞う」「B局面と判断したら建玉をスクエアにして、どちらかに動くまで待つ」の損失差は1,800円。一方、トレード期間の差は11日。

今回の伊藤忠商事[8001]の建玉シミュレーションについて、「[1]B局面と判断したら手仕舞う」方が、若干損失が大きいものの、トレード期間が短いので、メリットが多いと考えています。

もちろんこれが全てではありませんが、今の私の環境を考えると、B局面と判断したら早めに手仕舞う方が良いと考えています。
 

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